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ロックンロール徒然

独断と偏見による自己満音楽ブログ

MONOEYESと、ELLEGARDENと、活動休止と

コラム


サークルで、MONOEYESのコピーをした。そんなわけで最近はずっとギターと向き合っていたが、MONOEYESの楽曲はシンプルながらも要所要所にこだわりが垣間見えてるのがニクい。なんやかんや楽しい経験だった。


MONOEYESは、かつてELLEGARDENでボーカルを務めた細美武士さんが中心となって2015年に結成されたバンド。ELLEの頃を彷彿とさせる、パンキッシュなギターロックを細美さんが再び鳴らし始めたことに感激したELLEファンは星の数ほどいるだろう。ELLE活動休止後すぐに細美さんが結成したHIATUSが、ELLEの音楽性とはかけ離れた実験的で複雑なサウンドを売りにしたバンドだったこともあり、「シンプルなロックを鳴らす細美」はELLEに青春を捧げた元少年少女が求め続けていたものだったと思う。


ただ俺は「ELLEに青春を捧げた元少年少女」ではない。というか、ELLEをちゃんと聴いたことが最近までなかった。だからMONOEYESに関しても、別にELLEの面影を感じて好きになったわけではない。そういう身からすると一部のELLEファンの狂信的ともいえるELLEへの渇望に違和感を感じる時がある。その「一部」が割と少なくない数であることも。

MONOEYESのwikipediaにこんな脚注があった。

Wikipediaを含む各所で「解散したELLEGARDEN細美武士の新バンド」「ex.ELLEGARDENの……」と見かけることがあるが、解散でも脱退でもなく活動休止なので「元」「ex.」などは誤りである。ELLEGARDEN 公式サイトを参照。

正直、苦笑した。わざわざ書くのかよ、こんなこと。

ELLEGARDENは2008年に活動休止した。復活への音沙汰は、ぶっちゃけない。メンバーそれぞれが別々のバンドでその腕をふるっている状況だ。だがELLEファンの中には未だに、いつかもわからない再開に想いを馳せている人がいるようだ。正直すげえと思う、そこまで若者を魅了したELLEのカリスマ性と、ファンの執念に。でもその一方で、その執念が空回りしている人がいるのも、悪いが事実だ。

こんな事があった。先日(と言っても結構前)、ELLEGARDENのDr.高橋宏貴が自身のブログにて「エルレが終わって…」と書いたところ、ファンからエルレは終わってません!活動休止です」との苦情が寄せられ、それに対し訂正の記事を載せたのである。

アホか

ELLEと関係ない赤の他人ならともかく、当事者が「エルレは終わった」と言ってるなら、少なくとも彼の中ではそういう認識なんだろう。いくらファンとはいえ、ELLEの活動に対する自らの解釈を当事者に押し付けるなと思う。いつまでELLEの幻想を追いかけてるんだ。細美さんもMONOEYESの活動を本格化させている時点であんたらも何となく察してるだろ、細美さんは今ELLEを再開させるモードじゃないってこと。今無理矢理ELLEGARDENを復活させたところで、あんたらが望んでる音楽なんか生まれないんだよ。いつまでも当たる見込みのないクジを引き続けてんじゃねぇ。

一方でELLE再結成を待ち続けてるファンの気持ちも痛いくらいわかる。活動休止の際にいずれ再開することを匂わせるようなコメントされたらそりゃ期待するよね。でも今ELLEのメンバーは各々やりたいことを自由にやっているように見える。MONOEYESで楽しそうに演奏する細美さんを見ると本気でそう思う。細美さんはMONOEYESを通してあたらしい姿を僕らに見せ続けてるのに、ファンがいつまでも過去に囚われてちゃお互い報われないよ。


過去のバンドは過去のバンド、今のバンドは今のバンド、そうやって割り切るのはミュージシャン側にとってもファンにとっても簡単にはいかないだろう。でも細美さんはHIATUS、そしてMONOEYESを通してELLEの音楽に縛られない新鮮な姿を見せている。他のメンバーが在籍するナッシングスやプレデターズも凄くカッコいいバンドなんだし、そこで頑張る彼らの姿を応援するのがファンの役割なんじゃないだろうか。そしてもし、ELLEが再び沈黙を破る時が来たら、その時は全力で迎え入れてやれば良い。それじゃダメだろうか…

最後にこれだけ

再結成を望めるというのは本当に幸せなことなんだ、もう二度と再結成できないバンドだっているのだから…

ディスクレビュー:Mr.Children「ヒカリノアトリエ」

ディスクレビュー


そうきたか…と思った。

前シングル「足跡」からアルバム「REFLECTION」そしてツアーを通して、ミスチルは改めて「俺たちは4人組でミスチルなんだ!」という姿勢を僕等に示した。だから次もてっきりバンドサウンドが強い曲がくるものだとばかり思っていた。

タイトル曲「ヒカリノアトリエ」はそんな予想とは裏腹に、アコーディオンを取り入れた超ポップな曲。ギターの音は少なめ…というかほとんど聴こえない。でもピアノとストリングスに押されてリズム隊が追いやられていた以前と違い、どこか気楽に聴くことができる。「あっ今回はこういう方向性なんだな」という感じ。

何でそう思えるのかは簡単には言えないけど、多分いろんな楽器が鳴っていながらそれがきちんとまとまって、互いに支え合って「ヒカリノアトリエ」という曲を作り上げているからかもしれない。楽器が作り出すハーモニーが、決してド派手じゃないけど確かに僕等の背中を支えてくれるこの曲の歌詞とメロディにピッタリ合っている。BUMP藤原の言葉を借りるなら「曲がこのアレンジを求めていた」ということだろうか。

それにしても、ホントに丸くなったよなぁ桜井さん。この曲を聴いて何となく思い出したのが、アルバム「BOLERO」に入ってる「ALIVE」という曲

空に架かる虹を今日も信じ 歩き続けよう
過去は消えず未来は読めず 不安が付きまとう だけど明日を変えていくんなら今 今だけがここにある
(「ヒカリノアトリエ」より)

夢はなくとも 希望はなくとも 目の前の遥かな道を やがて何処かで花は咲くだろう その日まで魂は燃え
(「ALIVE」より)

どちらの曲も先行きの見えない未来に不安を抱きつつ、それでも歩き続ける姿勢を描いた曲。でも曲調も雰囲気も全然違う、「ALIVE」の異様に暗く尖った雰囲気と比べると「ヒカリノアトリエ」は優しく、明るい。どちらも前向きな曲なのに何故こうも変わるのか…

何となく思うのは「ALIVE」の歌詞は僕等ではなく自分自身に向けられてたんじゃないかってこと。事実当時の桜井さんはまあ色々あって(色々が何かはあえて言わない!)、前向きさの裏にどこか狂気を伴う危うさ、不安定さがこの曲にあるように感じる。好きな曲だけどね

でも「ヒカリノアトリエ」は違う。桜井さん自身だけでなく、聴き手に向けても共に頑張ろうと手を差し伸べているように思える。辛いことも悲しいことも苛立ちも不安も全て受け止めた上で、「一緒に」前を向いて歩こうとしている。綺麗事に甘えない歌詞が、そしてメロディがその姿に確かな説得力を与える。過去に辛い思いをしてきたからこそ歌えることもあるだろう。並みのバンドじゃ作れないよ、この器の大きさは。

色々書いたが、聴けば聴くほど沁みてくるそんな曲。先行き不透明な今の時代だからこそ尚更響くのかもしれない。引っ張ってくれるというより背中を押してくれる、確かな決意と安心感を与えてくれる曲だと思う。

ライブ音源も良かったな〜…ライブ行きたくなった、絶対行こう。

あっ

あけましておめでとうございます…今年もよろしくお願いします

ディスクレビュー:銀杏BOYZトリビュート「きれいなひとりぼっちたち」

ディスクレビュー


「やべえのが来たな」

銀杏BOYZトリビュートの発売が発表された時、彼らを青春時代から追いかけて来たファンのほとんどはそんな感想を抱いたのではないだろうか。銀杏BOYZの曲が、彼らを敬愛する多くのミュージシャンによってカバーされる…多くのファンがこの事実に胸を膨らませたに違いない。銀杏BOYZの世代ではない自分でさえワクワクしたのだから。

銀杏BOYZトリビュート、「きれいなひとりぼっちたち」。YUKIが歌う『漂流教室が始まった瞬間、目の前には無邪気な笑顔をした少年の姿が確かにあった。YUKIの歌声はその天真爛漫さの中に純粋さ故の脆さをはらませながら、誰もが過ごしていたはずの「あの頃」を思い出させて行く。この曲を皮切りに、様々なミュージシャンによって時に激情的、時に叙情的に銀杏BOYZへの愛が紡がれていく

このアルバムを名作たらしめているのは、間違いなく銀杏BOYZ自身の曲の良さだ。当たり前だろと思うかもしれないが、彼らの曲は元々狂ったようなギターの歪みやノイズによって非常にカオティックだ。今回カバーしたミュージシャンは、原曲の雰囲気を大切にしつつ自分たちの個性も存分に発揮することで、改めて銀杏BOYZの曲はめっちゃ良い」という事実を聞き手に突きつけたように思う。

クリープハイプは相変わらずの甲高い声で「君」への一途な愛を歌い、サンボマスターは曲の持つ強烈なメッセージを暑苦しく叫ぶ。ミツメは原曲の持つ切なさを強調した大胆なアレンジを施した。どのミュージシャンも自由にやっているが、原曲よりもどこかキチッとしているのは彼らが曲中に登場する「純粋で愚かな若者たち」を俯瞰的に見る年齢に達しているからかもしれない。でも大人になって気付くこと、見えることもあるのだ、きっと。

銀杏BOYZをずっと応援している人も、銀杏を知らない人も楽しめる理想的なトリビュートアルバムになっていると思う。郷愁と新鮮さが全編を通して押し寄せてくる、そんな作品。もうホントいいんで、聴いてください。

ライブレポート:The Birthday シャム猫の絶叫TOUR2016 名古屋公演

ライブ感想


今年3月以来、約9ヶ月ぶりのThe Birthday。結論を言うと、素晴らしかったのは間違いない。でもいざ感想を求められるとなかなかいい言葉が思いつかない。「楽しかった」という表現では浅はかすぎる、それくらい濃いライブだった。

開演前から全く落ち着かなかった。最初こそ「お、結構前やんけ〜」と調子に乗っていたが、以前のZeppにおける前の方の暴れっぷりを思い返すとかすかに危機感。期待と不安が交互にやって来るこの感覚、ライブの醍醐味だと言ってしまえばそれまでだが、今回は今までより緊張してた気がする。ついでに俺のすぐ後ろには小中学生くらいの姉弟が母親に連れられ立っていて、それにもびびった。ロックな教育方針ですね…

ライブ開演

1曲目で完全にヤラレタ。まったく予想外の選曲だったから。あのイントロを聴いた瞬間、「まじか」「やべえ」以外の語彙を失った。どこか官能的な演奏と、吐き出すように並べられる詞が絡み合いヒリヒリとした空気を作り出していく。かっこよすぎんよー!

そのままBirthdayはがむしゃらに突っ走っていく。チバさんの歌声と彼を囲む3人の演奏が時に激しく、時に優しく、会場内に響き渡る。音が心臓に突き刺さってくる、そんな感覚が確かにあった。観客も体全体で彼らの音や言葉に応えていたと思う。

ちょっと話が逸れるけど、名古屋のBirthdayファンは濃い人が多い。いや他の地域もそうなのかもだけど、「大阪ここまでじゃなかったよ!?」と言ってた人を見たのでそう思った。前方でのモッシュとかダイバーは当たり前、ビックリしたのがイントロでおっさんが若い女の子を肩車して、曲が始まると同時に女の子をダイブさせる行為、これホント驚いた。間近でモッシュとかやられるのは初めてだったし最初はちょっと引いたが、ライブが進むにつれ、ちゃんと上手い人が空気を壊さない程度にやってるように感じた。前述の行為も双方同意だったし、ちゃんと曲を選んでやってたことからも、客同士の息が合ってるんだなと(ビビりつつも)感じた。

まあ反対に愛が暴走して空気読めなくなってる人も多からずいたけどね…難しい!

最後の最後まで、チバユウスケの声は全く衰えを見せなかったし、4人の間には直接表に出さずとも確かな信頼感と幸福感が満ち満ちていた。俺の目の前にいたのは老いぼれ猫じゃなくて、昔から変わらず愛と平和とロックンロールを叫び続けてる立派なシャム猫だったよ。

ライブ後、開演前俺の後ろにいる子供たちが「めっちゃカッコよかった」と言ってるのを目にした。俺よりずっとライブ慣れしてんなーと感心しつつ、伝わってるんだなと、ロックンロールに世代も時代も関係ないんだなと、そう感じた次第です!


アイラブユーは最強!以上!

今月購入予定のCDまとめ

その他

10万越えのヒットがポンポン出てきて何かと最近CD業界が盛況だ。これによりCDが再び勢いを取り戻す…何てことはぶっちゃけ無いと思うけど、CD派の自分としてはCDの「物であること」の良さに気づいてくれる人が少しでも増えたら良いなーとは思う。とりあえず宇多田ヒカル誰か貸してください。

というわけで自分が今月購入予定のCDをまとめた「だけの」記事。今月は好きなミュージシャンがやたらと新譜を出すのでかつてないほどの出費になることが見込まれる。だが音楽好きにとってCDをたくさん買えるほど嬉しいことはないのだ…多分…

11/9発売
①ドミコ『soo coo?』

ギターボーカルとドラムの二人組ロックバンド、ドミコの1stフルアルバム。パンクサイケオルタナガレージといった様々なジャンルをぶち込んだ混沌とした音楽性が最大の魅力。彼らの生み出すゆる〜くどこかアダルトな雰囲気は滅茶苦茶中毒性がある。多分買ったらレビューします。

The Birthday『夢とバッハとカフェインと』

イントロから既に大人の色気が半端じゃないThe Birthday久々のシングル。イントロ終わりのベースソロだけで飯が進む。詞に関してもチバ節全開、彼の作り出す「どこまでも広がるコズミック」にグイグイ引き込まれていく。

③ビレッジマンズストア『正しい夜明け』

ビレッジマンズストア久々のミニアルバム。ボーカル水野ギイの演歌を思わせるコブシの効いた歌い方が好き。あとリード曲の歌詞に「鶴舞線」って出て来るのが地元愛を感じられて良き哉。

ポルカドットスティングレイ『骨抜き E.P.』

去年あたりから急に人気を上げ始めたロックバンド。どうしてもボーカルのエロさに目がいくが、曲も普通にかっこいいと思う。ただボーカルの存在感と推しが強すぎて他メンバーが自分のアイデンティティーを見失わないか心配。

11/16発売
シャムキャッツ『君の町にも雨は降るのかい?』

8月に出たシングルに次ぐシャムキャッツの5曲入りEP。個人的に今月1番楽しみな作品シャムキャッツの曲を聴いているとなんだか優しい気持ちになれるのだ。忙しなく日々を過ごす僕らの隣にそっと寄り添ってくれるそんな音楽。ジャケットは結構カオスだけどその微妙に外した感じが好きなんだよね。

⑥The PINBALLS『PLANET GO ROUND』

コンスタントにリリースを続けるThe PINBALLSのニューアルバム。リード曲『毒蛇のロックンロール』を始め曲名からどの曲も既にかっちょいい。ギラギラと不敵に輝くロックンロール魂を今作でも存分に見せつけてくれるはず。ちなみに先日このバンドコピーしました。

以上6枚!ひと月に6枚は貧乏学生にはなかなかハードだがどうにかします。実際のところこれ以外にも欲しいものがあったりなかったり…。ここに紹介したのは皆ノリに乗ってるミュージシャンばっかりなのでどの作品も期待値がめちゃ高い。この記事には載せなかったけどリード曲のMVがどの作品にも出ているので気に入ったら是非買ってみて欲しい(そして俺に貸してくれてもいいんだよ)

若者よ 甲斐バンドを聴け

バンド紹介


平成生まれ、ギリギリゆとり世代には入らないピッチピチのハタチ、にゃまこです。さとり世代なんて言葉に甘んじるつもりはないのに、(主に恋愛面で)さとらざるを得ない状況に陥ってます、助けて。

平成生まれの人に尋ねたいのだが、あなたは今まで「昭和(主に1970〜80年代)の曲」に触れたことがあるだろうか。主に親の影響で、ある一曲が頭の中に残ったり、思い出の一曲になってることは割とあるかもしれない。ただ、曲単位ではなくミュージシャン単位で好きになることは割と少ないと思うユーミンとか中島みゆきとか、今でも大活躍してる人は別としてね。

昭和の曲は今の曲とは違う独特の魅力を持っていると僕は思っている。何処と無くアダルトな雰囲気だったり哀愁だったり渋さだったり。今からしたら暗い音楽とみられるのもまあ当たり前だとは思う。でも暗い曲=つまらない曲という認識は持たないで欲しいな。

本題に移ろう。昭和にもロックバンドはたくさんいた。有名どころだと日本語ロックの開拓者はっぴいえんどRCサクセション、シナロケとか。今回紹介したいのは70's80'sを代表するロックバンドの1つ甲斐バンドだ。


甲斐バンドの代表曲『裏切りの街角』、正直言ってド渋い。でもカッコいい。ゆったりとしたメロディやコーラス、甘い歌声からはフォークソング的な哀愁もムンムンに漂っている。

甲斐バンドは1974年にVo.甲斐よしひろを中心に結成したロックバンド。バンド名にボーカルの名前を使うってのがもう昭和って感じがする(偏見)。このパターンでいくとアレキは「川上バンド」、カナブーンは「谷口バンド」、ワンオクにいたっては「森バンド」。なにこれ。

ジェネレーションギャップは置いといて、男女のリアルな恋愛を描いた歌詞や甲斐よしひろの甘い歌声により当時はロックバンドとしてだけではなく、アイドル的な人気もあったようだ。ライブ音源を聴くと黄色い声援が目立つ。

彼らの魅力はなんつってもドラマティックな歌詞だ

走る車の 泥に叩かれ 見上げた時 街が泣いてた

発車のベル 叫び声の中 あの人は見えなくなった

『裏切りの街角』の一節。彼らの歌詞は情景描写のセンスが凄まじく、景色とともに曲の中の登場人物のリアルな感情が迫ってくる。4分程度の曲なのに、まるで火曜昼にトレンディドラマを観ているような、そんな感覚に陥る…内容が濃いってことね!

もひとつ彼らの面白いところはその音楽性の多彩さ。初めはフォークソングの要素を取り入れた曲中心だったんだけど、売れてくるとこんな感じで

勢いのある楽曲が増えてくる。なんか凄いとこでライブしてんな。

さらにはYMOが出てきた80年代前半辺りからは

打ち込みやシンセを用いた楽曲も登場、時代にうま〜く乗りながら続いていったバンドなのかもしれない。ちなみにこの曲の元々のボーカルはドラムの人。

http://youtu.be/bZRkWFK9_dw
個人的なお気に入りはこれ。淡々としたメロディとギターのヒリヒリする感じがたまらないんじゃ〜

1986年に一旦解散したものの、その後再結成。実は今もなんやかんやで活動している。まあすっかり甲斐よしひろの声はおっさんの渋カッコいい声になっちゃってるしソロ活動が先行して「甲斐よしひろと愉快な仲間たち」みたいな感じになってるのは否めないんだけど。

何かすごいおっさん臭い記事になってしまった。でも昭和のミュージシャンの曲には今にないアダルティックな魅力があったりする。古臭いとかいわないで聞いてみるのをお勧めする。

ライブレポート:シャムキャッツ@SOCIAL TOWER MARKET

ライブ感想


人生ってめんどくさい。勉強、人間関係、サークル、恋愛、どれを取っても何かしらの心配事がある。その日も何となくもやもやしたことがあって、ちょっと重い気持ちを抱えながら栄へ。

でも一曲目が始まった瞬間、そんなことは全部ど〜〜でも良くなった。

ライブが始まる前、夏の名残であるかのように照りつけていた日差しも、ライブが進むにつれ少しずつ和らぎ涼しい風も吹いてきた。心地よい気候に乗っかって、Vo.夏目さんの透明感のある歌声、そして良い感じにリバーヴのかかったギターと安定感抜群のリズム隊の音色が時に優しく時に激しく混ざり合う。周りでは親子が楽しそうに曲に乗っていたり、若い女性が曲が始まる度に歓喜の声を上げたりそれぞれの楽しみ方をしている。そんな光景に俺はひたすら多幸感を感じていた。野外のライブってこんないいものなのか。

ちなみに個人的にはシャムキャッツの中ではベースの大塚さんこと「バンビ」が好きだ。理由は単に演奏する時にとにかくくねくね動いてて面白いから…笑。でも全身で音楽を感じようとしているのがすごくはっきりと感じられる。今日もめっちゃ楽しそうだった…もちろん他のメンバーも。

シャムキャッツの曲に歌われるのは、日常の何てことない風景だったり、そこに住む人たちの何てことない感情だったり会話だったり…強いメッセージ性があるわけじゃないけど、聴く人の日常にそっと寄り添い、小さな彩りを加えてくれる。今日やった新曲『洗濯物をとりこまなくちゃ』もまさにそんな感じの軽やかな楽曲で11月発売のCDが楽しみになった。そのCDのタイトルにもなっている《君の町にも雨は降るのかい?》という歌詞がとにかく好きだ。どこか詩的な雰囲気がする。

どうしてここにいたいのか たまに分からなくなるのさ 『PM5:00』

今日初めて聴いた曲で、ドキッとした一節。色んな時や場所にあって、ふと自分はなんでここにいるんだろう、ここにいたがるんだろうと思って不安になることがある。でも自分がそこにいるのはきっと何かしらの意味や必要性があるんだろう…そんな風に思えるようになりたいよな…なれたらいいな…

時間は短かったけど、本当に濃密なライブだった。好きな曲もいっぱい聴けて無料なのが申し訳ないくらい、間違いなく幸福な時間だった。毎日色々大変だけどどうにかやっていけるかもしんないという変な自信が湧いたし、今なら誰にでも優しくなれるような気もした。ぶっちゃけ今も凄く気分がスッキリしてる。12月のワンマンも楽しみだ。

無性にシャムキャッツを弾き語りたくなって夜遅くに『マイガール』のコードをちまちま採譜してたら親に隣に聴こえるからやめろと言われた…アパート住みは辛いね…