ディスクレビュー
やっとでかい声で「おかえり」が言えるぜ
TRICERATOPSってすげえバンドなんだなあと改めて感じることのできるアルバムです。
2020年はありがとうございました。 2021年もよろしくお願いします。
遥か未来への希望を歌う、現代に蘇った「夢十夜」のような作品
後編、最終回です。 前編、中編と共にお楽しみください。
中編です。このアルバムの中だけではなく、銀杏BOYZの歴史の中でも重要な役割を果たす三曲。
遂に来た!銀杏BOYZ新作レビュー(の前編)! 3回に分けて行う予定です。
彼女の歌は、今この時代に一番寄り添っている言葉かもしれない
SEAPOOLの新作『Kiss the Element』を聴いた時、「青い炎」が頭に浮かんだ。静かな美しさを称えながら、激しい熱を帯びている、そんな作品だと感じた。 大阪を中心に活動し、じわじわと注目を浴びつつある若き才能、SEAPOOL。90年代オルタナの激しくも退廃的…
決まんない 昨年に引き続き2019年に発売された作品の中から個人的に良かった作品を当ブログで発表しようと思い立ち、とりあえず良かった作品をリストアップしたのが数週間前。「まあ今回も5,6作品くらいでまとめようかなぁ」なんて甘い考えはものの10分で打…
スピッツ - アルバム『見っけ』SPOT「音尾琢真×スピッツ4兄妹篇 9.はぐれ狼 スピッツのアグレッシブな側面が窺えるロックンロールナンバー。はぐれ狼と聞くとなんだかカッコいいイメージがあるが、この曲に登場するのは《誰よりも弱く生まれて 残り物で時を…
https://youtu.be/j4ZFSXY2S40 続きです。 5.花と虫 故郷を飛び出し広い世界に飛び出した「虫」の姿を描いた物語調の曲。曲中の「虫」が《終わりのない青さが 僕を小さくしていく》と感じたように、新たな世界に飛び出すことで、己の小ささを実感することは…
3年という期間は、ちょうど周りの環境が変わるサイクルなのかもしれない。『小さな生き物』をわくわくしながら買いに走った高校生は、3年後『醒めない』でその変らないロック魂に心打たれる大学生になった。そしてさらに3年が経ち、社会人になった僕は懐かし…
a flood of circleの9thアルバム、『CENTER OF THE EARTH』がリリースされた。Gt.アオキテツが加入し、2枚目の1stアルバムとも呼べる前作を経て現編成で初めて制作したアルバム。これがまあとんでもないロックンロールアルバムだったわけなのです。今作も今…
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今回は「2018年、私の6枚」として、2018年に出た作品の中から個人的に気に入った6枚をピックアップして紹介したいと思います。ホントは5枚とかキリのいい数字にしたかったのですが、全然絞れず…
Twitterのフォロワーさんがオススメしていて聴いてみたら割と本気でハマってしまった。イギリスのロックバンド、Night Flowersの1stフルアルバム。正直、「これが1stかよ…」てくらい完成度が異常に高い。シューゲイザーやポストロックを軸に置きながらも、ポ…
キャリアこそ短いが、流行りに囚われない独自の道を突き進み続ける新進気鋭のオルタナティブロックバンド、Helsinki Lambda Club(以下ヘルシンキ)とteto。バンドのスタンスや音楽性など共通点が多い2バンドが手を組んだ!それがこのスプリット盤「SPLIT」で…
「Base Ball BearからGt.湯浅が脱退」 ファンに限らず、多くのロック好きに衝撃を与えた脱退劇から早一年。スリーピースとなったベボベが満を持してアルバムを発表した。タイトルは「光源」、テーマは「二周目の青春」。前二作で「青春バンド」という肩書に…
そうきたか…と思った。前シングル「足跡」からアルバム「REFLECTION」そしてツアーを通して、ミスチルは改めて「俺たちは4人組でミスチルなんだ!」という姿勢を僕等に示した。だから次もてっきりバンドサウンドが強い曲がくるものだとばかり思っていた。タ…
「やべえのが来たな」銀杏BOYZトリビュートの発売が発表された時、彼らを青春時代から追いかけて来たファンのほとんどはそんな感想を抱いたのではないだろうか。銀杏BOYZの曲が、彼らを敬愛する多くのミュージシャンによってカバーされる…多くのファンがこの…
ラストスパート!M11:誰かが吐いた唾が キラキラ輝いてる アコギをジャガジャガかき鳴らしながら歌われるブルース。肩の力を抜いて純粋に尾崎さんが見たものや思ったことを書いているような印象を受け、先の見えない暗闇の中でわずかな幸せを探し続けていた…
続きM6:TRUE LOVE まさかのラップ、しかも本物のラッパーとコラボするほどの徹底ぶり。尾崎さんパートが割と分かりやすい言葉選びをしてるのに対し、ラッパー(チプルソさん)のパートは「これ即興で作ったのか!?」と思うくらい意味不明(でも本業者というだ…
数ヶ月前、クリープハイプの新アルバム「世界観」のジャケット及び曲目を見たときのバカ正直な感想としてはただただ「なんじゃこれ」だった。ジャケットはダサいし曲はなんか今までに無いようなタイトルが多いし…「TRUE LOVE」って何だよ!頭の片隅で「この…
スピッツが3年振りにアルバムを出した 3年振りである 前アルバム『小さな生き物』を手にとったあの時からもう3年もの月日が経過したのだ あの時高2だった俺は大学生になった 人や環境など自分を取り巻く多くのものが変わった でもなぜか「彼女がいないという…
俺は夏が嫌いだ 暑いし 寝苦しいし 蚊うぜーし セミうるせーし 祭りにはカップルが大量発生するし もちろん楽しい思い出だってある でも辛かったりうまくいかなかった記憶が山程夏にはあるのだ(具体的には言わないが) 花火に浮かれるカップルを羨望と憎しみ…
ラストスパート!M10:風詠む季節 シングルのカップリングであるこの曲を入れたことにちょっと驚き 少しこもらせたボーカルが特徴的の 言葉数は多いものの内容はシンプルなラブソング こもったボーカルがライブ音源のような感じを出してるためか 歌詞と相まっ…
どんどん行くぞM5:シノブ 初聴きでかなり好印象だった曲 曲の途中で視点が変わるのと同時に絵音ボーカルから女性ボーカルに変わるんだけど その女性がめちゃ美しい声で曲の深み増し増し状態 ピアノメインで2分にも満たない短い曲だけど 中身は濃いM6:悲しく…
すっごい個人的な意見なんだけど 川谷絵音さんの楽曲ってフルアルバムとの相性が悪い気がするの 一曲一曲の質はすごく高いんだけど それが十数曲も集まると飽和状態になっちゃってかえって聴き辛くなる そういうイメージ(事実ゲス乙女の『両成敗』はそれがあ…
このジャケット卑怯だよね 買わざるを得ないじゃん 無言の圧力ってやつ このアルバムを聴いて一番感じるのは 「バンドのクオリティが前作から飛躍的に上がってる」ってこと 歌詞にしても メロディにしても 圧倒的な完成度がある 個人的には今年買ったCDの中…