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ロックンロール徒然

独断と偏見による自己満音楽ブログ

モッシュやダイブって、そんなに重要?


みなさん、モッシュとかダイブってしますか?ライブで盛り上がった野郎どもが自分の身を顧みずにやっちゃうアレ、最近ではフェス文化の広まりによってモッシュやダイブに身を投じる人口が以前に比べ増えているような気がする。野外のステージで開放的になった若人たちがあっちこっちでモッシュサークルを作る光景はフェスの風物詩ともいえるだろう。


ただ一方でこうした行為は危険と隣り合わせだ。ダイバーの足が当たって顔を怪我した、モッシュに巻き込まれ散々な目にあった、そういった人は少なくない。体全体で盛り上がれる反面、一歩間違えればその盛り上がりを一瞬で冷ましてしまう面もあるこうした行為との付き合い方について、自分が思うことを淡々と書いた記事。

はじめに、俺はモッシュやダイブはしない派の人間だ。ただやる人のことを別に咎めはしない、「どうぞ勝手にやってくれ、俺はやらないけど」という感じ。客席前方で激しく客がぶつかり合っていたり、人が持ち上げられているのを見ると凄え!と思うと同時に怖っ!という気持ちも湧き出る。自分は何にしても波に乗れない人間なので、モッシュにビビって避けまくっていたらすげー後ろまで流されていたこともあった。

モッシュやダイブは、目の前にいるミュージシャンの演奏に対する1つの「応答」だと俺は思っている。ステージと客席との距離は近いようで遠い。お前たちの音楽はサイコーだ!こんなに盛り上がってるぜ!というメッセージをどう届けるか、それを考えた末の結果がモッシュやダイブなのではないだろうか。ただその一方で今の状況を見ていると、自己顕示欲を満たすためだけに無理なモッシュやダイブに身を投じる輩も少なくない。そういった輩のせいで他の客、そしてミュージシャンが不利益を被ることは何としても避けなければならない。

そもそも、ライブにおいて大事なのは客の動きよりもその場の空気だと思うモッシュやダイブなんかなくても、観客が楽しそうに音楽に乗っていれば、自然と良い空気が作られる。逆に脳筋クソ野郎が下手くそなモッシュやダイブを繰り返すことで場の空気が悪くなることもある。人間って案外好きな音楽に乗せて軽く体を揺らしたり手をあげたりするだけで結構楽しい気持ちになるもんよ。

だからミュージシャンにも、モッシュやダイブという具体的な動きだけでなく、場の空気を察してライブの出来を判断してほしい。というのも、モッシュやダイブの存在で自分のライブの出来を判断しているアマチュアバンがちょこちょこいるのだ。「ダイブがあって嬉しかった」とTwitterで呟いたり、狭いライブハウスでサークルモッシュ促したり…
いやまあ、今はまだ良いよ観客の半分以上は身内だろうし。でも長期的な目で考えてほしい。メタルやパンクならともかく、いわゆる「邦ロック」とされる音楽のファンは実に多様だモッシュやダイブを平気でやる人もいれば、毛嫌いしている人もいる。これからもっと広いところでライブをするにあたって、そういったことを理解しないとファン層が極端に狭くなっちまうぞ。

モッシュやダイブのあり方については、ライブに行く観客、そしてミュージシャン一人一人がが考えなくちゃいけない問題だ。前述の通り、モッシュやダイブで思い切り盛り上がりたい人を止める気は無い。でも自信が無いなら絶対にやめたほうがいいし、いざやるにしても一瞬周りの状況に意識を向ける余裕は欲しい。上手な人はその余裕があるから場の空気を崩さず飛び込んで行けるんだと思う。さらに言えば、モッシュやダイブなんか無くても十分楽しいライブになることも覚えていて欲しい。誰もが思い思いに楽しめるライブにするためには何が必要か、これからのフェス文化、そして音楽文化の発展のためには避けることのできない問題だ。