ロックンロール徒然

独断と偏見による自己満音楽ブログ

ライブレポート:クリープハイプ ストリップ歌小屋2017名古屋公演w銀杏BOYZ


いやはや、凄いライブだった。

クリープハイプの対バンツアー「ストリップ歌小屋」ファイナルの舞台は名古屋、そして対バン相手はクリープハイプもとい尾崎さんに多大なる影響を与えた伝説のロックバンド、銀杏BOYZ。これは見るっきゃないだろ!と思いチケットを取った。

物販はかつてないほどの長蛇の列。ウン十分並んで銀杏BOYZのタオルをなけなしの金で購入し、前買ったクリープハイプのTシャツと合わせて対バンルックの完成!それにしてもクリープハイプの「ただ」のTシャツ可愛すぎませんか?欲しいんですけど。

で、ライブですよ。

1番手は銀杏BOYZ。銀杏のライブは初めてだったが、これがもう圧巻。照明の演出はほどほどに、ただただステージ上で暴れ狂うVo.峯田は最高にダサくて、最高にカッコよかった。その姿は、もう俺には音楽しかないとすがりついているようにも見えてどこか神聖さすら感じてしまった。

「やめるのがめんどくさくて今もやってる」

今の銀杏BOYZについての峯田の発言。もうこの人は銀杏BOYZと心中するつもりなんだ、とはっきり分かった。峯田和伸という男のカリスマ性にぐいぐい引き込まれた1時間。次はもっと前で、周りの圧力と熱気でぐしゃぐしゃあの男を見たい感じたいと本気で思う。彼があんだけ全身で音楽を鳴らしてるんだ、俺も全身でそれを受け止めたい。ライブの写真やレポートでは伝わらない、ロックに対する剥き出しの衝動と底なしの愛情がそこにはあった

そんな圧倒的な存在感を見せつけた銀杏のライブは、次のクリープハイプへの期待を否が応でも高めてしまう。「あのライブと対等にわたり合えるライブができるのか…」そんな微かな不安を抱いていたことも否定できない。

「偉大なる先輩を超えます」

クリープハイプのライブが始まるやいなや、尾崎世界観が放ったのは勝利宣言」だった。銀杏ファンに対しては挑発とも取れる発言、受け取り方は人それぞれだろう。しかし間違いなく言えることは、この日のクリープハイプはやばかった

クリープハイプのライブはかれこれ4回目だが、見るたびに最高を更新しているように見える。だが今回は今までのライブより飛び抜けて良かった。とにかく気迫が凄い。あの勝利宣言はうわべだけの言葉ではない事に気づかされた。個人的には、キラーチューンが連発される中で「ABCDC」や「グレーマンのせいにする」とずっと聴きたかった曲が聴けたのも良かった。

ライブ中思ったのが、インディーズ時代のクリープハイプってこんなんだったのかなってこと。いつか日の目を見る事を信じ、今以上にたくさんの対バンをしていたであろうインディーズ時代、相手が誰であろうと負けじと全力で食らいつく…この日のクリープハイプからはそんな「野心から生まれる凶暴性」をどこかはらんでいたような気がする。

しかし、その一方で尾崎世界観はとても楽しそうだった。いつも以上に声も出ていたし、暗黒期を乗り越えバンドとしての調子が復活してるのは観客もしっかり感じとっていたと思う。

アンコール、銀杏BOYZクリープハイプの「二十九、三十」をカバーしたことに触れ、「カバーしてもらったからお返しするなんて…お中元みたいで嫌だな」と尾崎さんらしく捻くれつつも、銀杏BOYZの「援助交際」をカバー。途中にはもちろん銀杏峯田も参戦!この展開は十分予想していたが、それでも大好きな2組のバンドがデュエットしている光景は夢のようだった。先輩後輩の垣根を越え、互いに尊敬しあう関係…最高じゃないか…!


クリープハイプの「援助交際」は↑に入ってます

とにもかくにも半端なく盛り上がったライブだった。いくつもの壁を乗り越え遂に同じステージに立ったクリープハイプ銀杏BOYZ、ロックへの風当たりは相変わらず強い時代だがお互いがこれからも長くしぶとく音楽を続けていってくれることが1ファンとしてのささやかな願いです。