ロックンロール戦線異常あり

好きなものをつらつらと

ライブハウス雑記 第4回「CLUB ROCK'N'ROLL」

前回と同じく、ザ・ライブハウスな箱を

 

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ライブハウスの名前に「ロックンロール」と付けてしまう潔さがとにかく好き。ポスターがベタベタと貼られた外観も、壁の鮮やかな絵画が印象的な内観も、その名に恥じないロックンロールぶりが感じられる。個人的に一番ロックを感じるところは、フロア内にテーブルの代わりに置かれるドラム缶。どこを見ても洗練されていない、感情の赴くまま作り出されたような空間がそこにある。

 

キャパは150人ほど。狭いながらもライブフロアとバーカウンターがエリア分けされているため、HUCK FINNよりは余裕がある。ただ、カウンター側からはステージが見えにくいため、観客が多くライブフロア側に行けないと少し大変。

 

この箱で印象に残っているのは2年前の5月に行ったTHE BOYS&GIRLSのライブ。彼らにとって「名古屋でのワンマン」はかなりの挑戦だった。集まった観客は80人ほどで、決して満員とは言えないフロア。客が前の方に詰め寄ると「みんな前に来ると後ろがスカスカになるな!」と笑いながらも、何度も観客に感謝の言葉を述べていたVo.ワタナベシンゴの姿が記憶に残っている。圧倒的な熱量を帯びながら微かな哀愁を彼らの言葉、順風満帆とはいえなくても転がり続けるバンドの強さを見た。

 

 

2年前の写真だが、伝わってくる熱は少しも冷めていない。

 

その後、好きなバンドのライブが重なり立て続けにこの箱に足を運んでいた時期もある。ライブはもちろん、箱の雰囲気も含め名前通り「ロックンロール」に浸ることのできるライブハウス。コロナが落ち着いたらまた遊びに行きたいなあ。